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ミステリー・サスペンス
サイコ1998&1960コレクション(’60&’98米)初回限定
サイコ1998&1960コレクション(’60&’98米)初回限定
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
price : ¥7,329
release : 2000/02/25

コンフェッション
コンフェッション
ジェネオン エンタテインメント
price : ¥4,935
release : 2000/09/22

カッコつけるとこうなるのね。

死んだ友人の書いた小説を、自らの作品であるかのように世に出し、絶賛されてしまう。そこから人生が狂い出す。次々起こる殺人事件におびえながらも、自分の作品が盗作である事を告白しない限り、助かる道を無くしてしまう。ことの始まりが始まりだけに、彼が追い詰められていく経緯が、見る者を引き付け、最後まで引っ張られてしまう。どういう最後になるのかは、ご覧あれ。
オードリー・ヘプバーンの初恋
オードリー・ヘプバーンの初恋
ジェネオン エンタテインメント
price : ¥3,990
release : 2000/04/25

お父さん 私を見て

オードリーが初めて映画に出演したのは1948年のオランダの作品からだそうです。 その後ロンドンに移ってから何作かに出ているけれど、どれも今は手に入らない。これはローマの休日の前年、つまり1952年の作品で、現在手には入る一番古い作品です。 一年後のローマの休日と比べ顔立ちや体つきが随分違っていて興味深い。オードリーが古典的バレーを踊る唯一の作品で、踊りは上手いけれど、映画の方が彼女には似合っていると感じさせる作品だと思います。オードリーが映画に出だしたのは、踊りでは食えなかったからと言うほかに、失踪した父親に自分を見て欲しいという願望があったからだと言われています。父親はナチ党員で、ドイツ軍がイギリスに上陸するための地下工作に荷担していたらしい。映画の内容と酷似していて涙を誘う。オードリーは後年父親を捜し出したけれど、願い通り父親はオードリーの出演した映画はすべて見ていた。その後も彼はこの映画の元題通りsecret peopleを通した。オードリーの生い立ちなどを考慮すると、見ておきたい作品です。
チカチーロ
チカチーロ
ポニーキャニオン
price : ¥3,990
release : 2001/08/10

刑事もの本来のおもしろさ

誰もが知っている事実上の凶悪犯罪が題材ですが、物語は一人の元検死官が、役人の執拗な偏見と中傷に苛まれながらも、真犯人を特定し自白に追い込んでいくという、まさに『砂の器』のような地道な刑事物語です。最近のアクションものに押されて物足りなさを感じておられる方は、是非ご覧ください。何度見ても飽きさせません。また、この捜査官が後にアメリカのFBIの捜査に多大な影響を与えたことも含めて、私の一番好きな作品です。
ザ・ハンガー/トリロジー
ザ・ハンガー/トリロジー
ジェネオン エンタテインメント
price : ¥4,935
release : 1998/06/25

バロッコ
バロッコ
アイ・ヴィー・シー
price : ¥3,990
release : 2000/10/25

ザ・ウォッチャー
ザ・ウォッチャー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
price : ¥3,990
release : 2001/08/24

【商品詳細】

FBI捜査官キャンベルのもとに、連続殺人犯グリフィンからの殺人予告が届けられる。事実、グリフィンは次々と女性たちを殺害していき、キャンベルは執拗にグリフィンを追跡していく。美男スター、キアヌ・リーヴスが狂気の殺人犯に扮したことで話題を呼んだサイコ・サスペンス。『ギフト』といい本作といい、彼は結構悪役が似合う。 ただし、いざ観ると、捜査官に扮したジェームズ・スペイダーの神経質的繊細さの方が際立っているようにも思える作品である。グリフィンを追い詰めるキャンベルの姿は、狂気の立場が入れ替わったかのような印象すら受けてしまう。監督はMTV出身のジョー・シャーバックだが、主役ふたりの過去の因縁など、心理ドラマにも力を入れようとしている努力は認めてもいい。(的田也寸志)

もったいないことばかりの作品

たとえヨレヨレでもジェームズ・スペイダーはやっぱりカワイイ(?)し、どんなにぽっちゃりしていてもキアヌ・リーヴスはサイコーにキュートだけれど、そういった表面的なことよりも二人の演技に注目して見れば、この作品を少しは楽しむことができるかもしれません。

というか、カメラワークと音楽を除けば、残念ながら他に楽しみようがないと思うのです。FBI捜査官と連続殺人鬼というありきたりの設定を、スペイダーとキアヌというキャスティングでどう凌いでいくのかと、監督の手腕に期待したのですが、見事に裏切られたというのが率直な感想です。

でも、どんな映画にもどこかに見どころはあるもので、この作品も例外ではありません。とくに映像と音楽は、まったく素晴らしく、この作品にはもったいないくらいです。そして、主役二人の対照的な演技も見逃せません。

この二人の演技については賛否両論さまざまでしょうが、二人ともきちんとギャラに見合った仕事はしていると思います。まあ、スペイダーは少しばかりくどいかなとも思いますが、それはいつものことで、キャンベル捜査官のささくれ立った神経のピリピリした感じが伝わってきます。

キアヌのほうは、スペイダーとは対照的にかなり抑え気味の演技で、個性的なグリフィン像を作り上げています。キャンベル捜査官と殺人鬼グリフィンの関係について、ほとんど一人で表現しなければならない状況なのに、実によくやっていると思います。ただ、それが作品に100%反映されているかといえば、残念ながらノーと答えるしかありません。

本当にもったいない話です。映像にしろ音楽にしろ俳優にしろ、こんなに素晴らしい素材が揃っているのに、どうしてこんな作品になってしまうのでしょう。もったいない、もったいない、もったいない。もう、このひと言に尽きます。

パリの灯は遠く
パリの灯は遠く
ビデオメーカー
price : ¥3,990
release : 2001/08/24

【商品詳細】

1942年、ナチスドイツ支配下のフランス、パリでユダヤ人の貴重品を買い叩いて美術商を営むクライン(アラン・ドロン)は、やがて同姓同名のユダヤ人と間違われ、身の潔白を証明するために弁護士(ミシェル・ロンズデール)に協力を求めつつ、もうひとりのクラインを探し回るのだが…。 70年代を代表するフランスの大スター、アラン・ドロン主演の不条理サスペンス映画だが、主人公がユダヤ人に対して非情な男という設定は従来の彼にはない役柄であり、また国家権力に対する批判をそこはかとなく盛り込んだ作品であるなど、彼の新たな挑戦と意欲が十分うかがえるものに仕上がっている。終始クールなタッチは、最後の最後まで息を抜けないほどにスリリング。監督は『暗殺者のメロディ』などの名匠ジョゼフ・ロージィ。(的田也寸志)

ドロンも円熟期に・・・。

 アラン・ドロンも40歳。少し太って老けてはきましたが、彼の瞳!その青いような瑠璃色のような色を持つその瞳の魅力は全く変わっていません。

 ユダヤ人ではないかという疑いをかけられて、自分の名を語っている偽のロベール・クランを探す。そのスリルに満ちた展開に、見ているほうも思わず息を呑む。ジョゼフ・ロージーの重く暗い雰囲気に満ちた演出は、フィルム・ノワールに似合うドロンの円熟期に突入した魅力を存分に見せてくれます。

 映像の方も素晴らしく、クライマックスで登場する黒と白の不気味な壁の対比に、主人公の悲劇の予感がある。そして、ラスト。すべてが手遅れと悟った時のドロンの無の表情に、静かに音楽が重なる。

メナース
メナース
アイ・ヴィー・シー
price : ¥3,990
release : 2000/10/25

アサシンズ
アサシンズ
ジェネオン エンタテインメント
price : ¥4,935
release : 2001/08/24

カソヴィッツの手腕はお見事

これは今の大きな社会問題でもある、子供たちの感情・モラルを蝕むメディア、凶悪犯罪の低年齢化を真っ向に取り上げた問題作である。

話は、そろそろ引退を考えているプロの殺し屋バグネル。後継者として抜擢したのは不良のマックス。バグネルに手取り足取りで教え込まれるが、今ひとつ冷徹になりきれないマックスは、ある日殺しの依頼に13才の近所の悪ガキをつれていく。無感情なTVゲームの世界で育ったこの悪ガキは、マックスが躊躇して出来なかったことを、いとも簡単にやり遂げる。そこでバグネルは彼を後継者に抜擢し直すのだが・・・。

この悪ガキの無表情な姿を見ているだけで背筋が寒くなる思いがする。またしてラストに息をのまれる。カソヴィッツの手腕はお見事。

姉のいた夏、いない夏
姉のいた夏、いない夏
ジェネオン エンタテインメント
price : ¥4,935
release : 2001/12/21

この人に同情して私は、涙がとまらなかった。

姉フェイスは「この世は自分の手で変えることができる」という信念を胸に激動の1970年代を生き抜いた。妹フィービーはいわゆる「無意思・無気力・無感動」時代といわれた1980年代の若者である。このふたりが対象的に描かれていて、興味深い。日本でも1980年代層(私もそのひとり)は、先輩の反戦運動などでの活躍話をどこか違った世界での出来事のように聞き、後輩の海外での人道活動の報告をこれまた自分にはできないやと思いながら聞いているというなんともトホホの世代なのである。(いや全員トホホなわけではなくて女子の総合職が導入され始めた頃で活躍されたかたも多くいらっしゃたが…)だから妹フィービーの姉の行動に対するとまどいがよくわかる。
 姉フェイスは恋人のとめるのも聞かず過激派革命団体に参加し、そこでの行動が無関係の人の命を奪ってしまったことを苦にするのだが、革命団体のボスや仲間は彼女の嘆きを理解してくれない。団体の名を上げるために派手な行動を企画し、実行者に新参の女性を使い、事件が起きれば捨てる。なんとも悔しいことだ。
 フェイスの死の場に立ち合ってしまった恋人が、フェイスを救い得なかったこと、フェイスの家族にうそをつきとおしたことに苦悩しながら魂の抜けたように生きる姿は胸を打つ。ウルフと呼ばれたヒッピー姿の若い頃とはまったく違う姿で世を避けるように生きているこの人に私は同情して、涙がとまらなかった。
アメリカン・ジゴロ
アメリカン・ジゴロ
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
price : ¥4,935
release : 2001/09/21

【商品詳細】

ビバリーヒルズで金持ち女を相手に生きる高級ジゴロ、ジュリアンは、そんな日々に飽き飽きしていたところ、上院議員の夫人ミシェルと出会い、愛し始めるようになる。しかし、やがて彼は殺人事件に巻き込まれてしまい…。人気スター、リチャード・ギアの出世作となったスタイリッシュなサスペンス。本作品以降、どことなく彼にはジゴロ的セクシーなイメージがつきまとい、世の女性映画ファンたちを虜にすることになる。 また、当時は『タクシー・ドライバー』の脚本家でもあるポール・シュレイダー監督作品という印象が強かったが、今振り返ると『アルマゲドン』『パール・ハーバー』のジェリー・ブラッカイマー製作作品でもあったことに気づく。ブロンディの歌う主題歌「コール・ミー」も当時大ヒットした。(的田也寸志)

ローレン・ハットンのファンに

70年代のスーパーモデル、ローレン・ハットンのナチュラルな魅力が楽しめます。無修正版なのでリチャード・ギアの全てが見られるのがファンにはうれしいかも?映画の出来としては、イマイチであまりお勧めできません。後半のとって付けたような結末とまとめ方には、ポール・シュレーダーという監督のやる気の無さにガックリきます。脚本家としては一流なのに・・・。80年代バブリーな雰囲気を味わいたい人にはお勧めです。
バウンド
バウンド
ジェネオン エンタテインメント
price : ¥4,935
release : 1998/12/22

【商品詳細】

アンディ&ラリーのウォシャウスキー兄弟初監督作。たまたまアパートの隣室どうしになり、出会った瞬間恋に落ちた2人の女が、ギャングのもとに預けられた組織の裏金を共謀して横取りしようとする物語。色気ムンムン、浅薄そうに見えるジェニファー・ティリーと、眼光鋭くクールなジーナ・ガーションの組み合わせが実にいい。 当然、実行段階ではさまざまな手違いが生じてくるわけで、そこをいかに乗り切っていくかが見せどころ。例えば計画を練っている場面と実際の犯行をひと連なりに描くなど、話の運びに無駄がないため、手に汗握る緊張感が終始途切れない。蛇口から滴り落ちる水の音で時間を推移させ、小技の巧さも心憎い。ヌメッと湿った映像が暗黒社会の闇を増幅する、会心のハードボイルド・サスペンス。(武内 誠)

きれいな映像

古典的絵画の画面構成を使った映画ばかり見慣れているせいで、黒、グレー、鮮紅色といった3色の単純な平面で構成された画面が新鮮でした。
それとジェニファー・ティリーの強烈な色気。テレビで放送されたのでびっくり。さすがに一部カットされてましたが、それでも十分に雰囲気が伝わって来ました。
ユージュアル・サスペクツ
ユージュアル・サスペクツ
ジェネオン エンタテインメント
price : ¥4,935
release : 1999/03/05

【商品詳細】

コカインの取引現場を何者かが襲撃し、密輸船が爆破して大量のコカインと9100万ドルが消えた。警察は唯一の生存者キント(ケヴィン・スペイシー)の尋問を始める。キントは、事件の黒幕は誰も顔を知らない大物ギャング、ソゼだと語り、彼がキートン(ガブリエル・バーン)ら5人のワルを集めて襲撃させたというが…。 ブライアン・シンガー監督の出世作となった傑作犯罪映画。登場人物に善人などは皆無で、ピカレスク要素を漂わせつつもどこか閉塞的な心理サスペンス・ミステリーが繰り広げられていく。一癖も二癖もある個性派を集結させてのキャスティングも素晴らしい。アカデミー賞助演男優賞(ケヴィン・スペイシー)およびオリジナル脚本賞を受賞。またシンガー監督は本作が認められて「X-MEN」シリーズの監督に抜擢されることにもなった。(的田也寸志)

3回みて楽しるサスペンス映画の傑作

1回目…まず、だまされることを楽しんでください
2回目…随所にちりばめられている伏線を探す事を楽しんでください
3回目…あなたが犯人になった気分で映画の中の俳優たちをだますことを楽しんでください。
3回もみて違った楽しみ方が出来る。こんな映画はありません。早く廉価版が出る事を願います。
真実の行方
真実の行方
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
price : ¥4,935
release : 2001/09/21

【商品詳細】

シカゴの大司教が、78カ所の傷を負って殺害された猟奇事件で、敏腕弁護士のマーティン・ベイルは、名声を得たいがために、その容疑者である19歳の少年アーロンの弁護を無償で引き受け、元恋人のジャネット検事と対決することになる。しかし、大司教を敬愛し、殺害時の記憶を失っているアーロンの、その記憶の糸をたぐり寄せていったとき、そこには恐るべき真実が…。 全米で130万部のベストセラーとなったウィリアム・ディテールの小説をもとにした法廷サスペンス映画。リチャード・ギアが、その甘いマスクを逆手にとっての偽善的弁護士を熱演している。また、容疑者アーロンには後に『ファイト・クラブ』主演のエドワード・ノートンが扮しており、彼の出世作ともなった。(的田也寸志)

最初にラストを観た私。

掟破りな観方をしてしまった私だが、それからもう一度、この作品をじっくりと観た。
エドワード・ノートンはほんとに、こういう役がうまい、と今更ながら、感心。
さて、悪とはいったい、何なのか?正義とはいったい、何なのか?
とてもあやふやな定義の上に、自分はいるのだな、と感じました。

また最後のドゥルス・ポンテスの「海の歌」が、いつまでもいつまでも心に残るラストを強烈に演出してくれます。
この歌を聴くたびに、リチャード・ギアの最後の表情が今でも目に浮かびます。

ヒッチコック・コレクションI
ヒッチコック・コレクションI
ビクターエンタテインメント
price : ¥20,790
release : 2001/09/21

ファン待望のコレクション遂に!!!

ヒッチコック作品はすでに何作かDVD化されてはいましたが 「裏窓」など 円熟期の人気作品がまだ発売されていませんでした。「裏窓」について言えば LDでは実現できまかった画面サイズがはじめてテレビサイズではない ワイドサイズでみることができるようになります。
ヴァンドーム広場
ヴァンドーム広場
日活
price : ¥4,935
release : 2000/03/24

ザ・スキャンダル〜淫罪〜
ザ・スキャンダル〜淫罪〜
ポニーキャニオン
price : ¥4,935
release : 2001/09/19

ボクサー コレクターズ・エディション
ボクサー コレクターズ・エディション
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
price : ¥3,990
release : 2001/09/28

【商品詳細】

ボクサーであるIRAの活動家ダニーが、14年間の服役を終え出所してくると、恋人マギーはIRA仲間の親友と結婚し、しかもその夫は刑務所に投獄されていた・・・。『マイ・レフト・フット』でダニエル・デイ=ルイスにアカデミー主演男優賞をもたらしたジム・シェリダン監督が、再び彼と組んでIRAの真髄に迫った意欲作。 マギー役に『奇跡の海』で衝撃的な演技を見せたエミリー・ワトソン。今作でも揺れ動く女性心理をきめ細かく演じている。カメレオン俳優といわれるダニエル・デイ=ルイスは、ボクサーの身体を作り上げ迫力あるファイトシーンを見せてくれる。 これほどIRA活動家の思想や心情をリアルに描いている映画は例がないのではないだろうか。スタッフのほとんどはアイルランド人、彼らの気迫が伝わってくる。(星乃つづり)

相変わらず渋いです。

ダニエルくん。相変わらず渋いです。彼の出演作ははずれもなくとても感慨深いものばかりですね。佳作です。疲れていないときにみましょうね。
危険な階段
危険な階段
アイ・ヴィー・シー
price : ¥3,990
release : 2000/10/25

マッド・シティ
マッド・シティ
ワーナー・ホーム・ビデオ
price : ¥2,100
release : 2000/04/21

【商品詳細】

地方局からキー局への返り咲きをねらう取材記者マックス(ダスティン・ホフマン)は、ある日博物館の警備員を解雇されたサム(ジョン・トラボルタ)による人質ろう城事件に遭遇し、スクープねらいでサムに接触。世論ははじめサムに同情的になるが、事件が長引くにつれ、マスコミは視聴者に新しいネタを提供する強迫観念にとらわれたかのように過熱し、やがてとりかえしのつかない事態へと発展してしまう…。 反骨の社会派コスタ・ガブラス監督が、報道の過熱によって真実がゆがめられていくさまを鋭く見据えながら、現代におけるマスメディアの実態を暴くと同時に、それらをうのみにして娯楽性を見出してしまう一般大衆へも疑問の矛先を向けた風刺サスペンス。『マッド・シティ』というタイトルそのままに、現代社会全体を覆う人間の狂気を痛感させられる1作である。(的田也寸志)

二番煎じか?

 コスタ・ガブラス監督の作品を『Z』→『戒厳令』→『ミッシング』→『ミュージック・ボックス』→本作『マッド・シティ』と長年鑑賞してきましたが、時代が下るにつれ通俗化しているように感じました。でもこれだけさまざま分野の社会派テーマに取り組みつづけてきた姿勢には拍手を送りたくなりました。

 本作は始まって30分ぐらいして、犯人が人質をとった博物館にマスメディアが詰め掛けるシーンで「はて、こんな展開どっかでみたぞ」って気がしました。そうですアル・パチーノ主演の『狼たちの午後』と似たような展開になります。ただ後半の意外さではあちらの方に軍配があがるでしょう。こちらはまあ予想通りの結末でした。

 ただ頭の弱そうな元警備員の犯人役をジョン・トラボルタが意外と!味を出していて、みのもんたor田原総一朗みたいな癖の強いテレビキャスターをダスティン・ホフマンが好演してました。

女と女と井戸の中
女と女と井戸の中
ジェネオン エンタテインメント
price : ¥4,935
release : 1999/08/25

THE WELL☆

オープニングからサスペンスのニオイがして、ドキドキ…。

観終わったら何かとても切ないキモチ・・・。
中年の独身女性と孤児院から来た若い女の子、2人を中心に物語が展開していって、微妙な距離感にドキドキしちゃいます。
田舎でずっと父親と二人で慎ましく暮らしてきた中年女性にとって、少女との出会いはとても新鮮なものに感じて、実際に今までの生活は少女を中心にして回るようになり、一変することになります。封建的に生きてきた彼女にとって、自由奔放な少女は憧れで、少女に喜んでもらいたくて、彼女は自分にし得る限りのあらゆることをして、その結果は……。
無邪気な残酷さ、自由奔放に生きる少女の姿は、確かにまぶしい。
わがままとも思える行動でさえ。。。
すごくすごく考えさせられます。
ちなみに私はなぜか、中年女性の視点から観ていました(笑)。もうオバチャンか!?いやいや、誰かにあこがれるキモチはきっと誰しもが持っているハズ……(^^;)。

シャレード
シャレード
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
price : ¥4,179
release : 2001/10/26

【商品詳細】

夫と離婚すべくパリのアパートに戻ったレジーナは、そこで夫が何者かに殺されてしまったことを知らされる。そして葬儀の際、彼女の前に見知らぬ3人の男が現れ、その後もつきまといはじめていく…。 オードリー・ヘプバーンならではのエレガントな魅力が満載の、コミカル・ミステリ映画の名作。ファッションモデルという設定の彼女がまとう、豪華な衣装の数々にもご注目を。謎の老紳士役のケイリー・グラントとの掛け合いも、すこぶるスマートでよい。 ミュージカル映画の名匠スタンリー・ドーネン監督らしく、全体のトーンがどことなくリズミカルで軽妙洒脱な味わいに満ちているのも特色。ヘンリー・マンシーニ作曲によるアダルト・ムーディなテーマ曲も、ドラマにより一層可憐な色を与えている。(的田也寸志)

シャレード

ロマンチック・スリラーの見本。オードリーのサングラスのアップから始まる見事な掴み。多分ヒロインの味方なんだろうけど、なんとなく謎めいたケーリー・グラントの軽妙さ。謎が謎を呼ぶ練りに練られた脚本や小道具の使い方の巧みさは今のハリウッドの見せ物映画とは比較にならない知的満足が得られる。ネタばらしをしないでお勧めするのが難しいけど、見終わって「ホントに面白かった」といえる映画。
花の影
花の影
角川エンタテインメント
price : ¥4,935
release : 2001/11/09

【商品詳細】

阿片によって滅びゆく名家の娘と、かつて召使いで、やがてジゴロになった男が再会。彼を一途に思う娘は、変わったしまった男に変わらぬ愛を捧げるという、愛のドラマ。『さらばわが愛/覇王別姫』のチェン・カイコー監督が、『恋する惑星』などの人気カメラマンクリストファー・ドイルと初めて組んだ作品。ドイルの独特な映像世界が、このオーソドックスなメロドラマを幻想的に見せている。主役の男女を演じるのは、中国を代表する人気俳優レスリー・チャン&コン・リー。彼らのこってり濃厚な熱演が、すれ違う男女の愛情を大いに盛り上げていて、一見の価値あり。(斎藤 香)

花鳥風月

この時代の上海は、これほどまでに妖しく美しかったのかと思わせる陳凱歌監督の芸術性は素晴らしく、「覇王別姫」が「静」ならこちらは「動」。それは動きながらのカメラワークを得意とするクリストファードイルによる所が大きいと思いますが、より作品を大きなスケールにしています。いかんなくジゴロっぷりを発揮しているレスリーが印象的なスタートから、一転悲しい心の内を見せてゆくその演技は特筆ものでした。今回も美しい北京語を操っています。彼の子供時代を演じた仁雷は、その寂しい家庭と自分に似た容姿が自身の過去に似たものを感じ、同情したレスリーが後に自分の養子としたそうです。それを踏まえて見ると、又違った印象になるかもしれません。
チャイナタウン 製作25周年記念版
チャイナタウン 製作25周年記念版
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
price : ¥4,935
release : 2001/04/27

【商品詳細】

1930年代のロサンゼルス、チャイナタウン。私立探偵のジェイク(ジャック・ニコルソン)は、モーレイ夫人と名乗る女性から夫の愛人調査を依頼されるが、やがて本物の夫人(フェイ・ダナウェイ)からクレームをつけられ、殺人事件に巻き込まれていく…。 名脚本家ロバート・タウンのオリジナル・シナリオ(アカデミー賞オリジナル脚本賞受賞)を、異邦人的姿勢を一貫させた映画作りで知られるロマン・ポランスキー監督がノスタルジックなムードを満載させながら人間のどろどろした運命と関係性に迫っていくハードボイルド・ミステリー。ジェリー・ゴールドスミスのジャジーな音楽も素晴らしい効果を上げている。後に、ジェイク役を気に入ったジャック・ニコルソンが自ら監督主演して、事件の10年後の日々を描いた続編『黄昏のチャイナタウン』も製作された。(的田也寸志)

フェイ・ダナウェイがいいんだな

アメリカ人の女優さんは、裏庭に穴を掘ってみんな埋めてしまいたいのだけれど、例外はフェイ・ダナウェイさんです。

「俺たちに明日はない」のボニーとクライドもよかったが、、個人的にはチャイナタウンのほうが好きです。年増好みなもんで。

「彼女はおまえの何なんだ」「娘よ」びしっ!「妹よ」びしっ!えっ!?終末、たたみかけるサスペンスと謎の解明が最高です。最後、少女の悲鳴と鳴り止まぬクラクションの音が耳から消えません。

第三の男
第三の男
アイ・ヴィー・シー
price : ¥3,675
release : 2001/10/25

【商品詳細】

第二次世界大戦後、廃墟になったウィーン。アメリカ人ホリーは親友ハリーに会いにウィーンを訪れ、間もなく親友の死を知る。しかし、親友の死体を運んだという3人の男のうち、2人はわかったがどうしてもあと1人がはっきりしない。親友の死に不審を抱いた彼は...。 ホリーの推理劇を通して、廃墟であったウィーンの暗黒の世界を浮き彫りにする。故・淀川長治に「映画美術の算数」と言わしめたミステリーに満ちた映画。また、映画のもつ芸術性と娯楽性が見事に融合した映画の教科書でもある。 特典として、淀川長治独特の語り口で解説した映像が挿入されている。『市民ケーン』のオーソン・ウェルズは、悪役ハリーを存在感のある名演技で表現している。アカデミー撮影賞、カンヌ映画祭グランプリを受賞した。(齋藤リエ)

もっと良いマスター探してください。

この元フィルムのひどいこと! コントラストがきついわ、傷ほこり多数。
字幕もオンオフ無く、LD,vhsと全く同じものをdvdとして売っているだけ。愛すべきY氏の名画シリーズは他もこんな感じで、せっかくの名画がdvdになってもこれでは意味がありません。
ザ・ビーチ〈特別編〉
ザ・ビーチ〈特別編〉
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
price : ¥2,625
release : 2001/10/26

【商品詳細】

刺激を求めてタイのバンコクへやって来たアメリカ青年リチャード。安宿に泊まった彼は、隣室の騒々しい男から、地上の楽園と呼ばれる伝説の島の地図を入手した。そして同世代のフランス人カップルと島を目指す。 レオナルド・ディカプリオ主演のミステリアスなアドベンチャー・ファンタジー。『トレインスポッティング』でハリウッドへ進出したダニー・ボイル監督が、『タイタニック』でブレイクしたディカプリオを得て、現実感を喪失した現代のリアルな若者像を浮き彫りにしてゆく。 共演はロバート・カーライル。特典として、監督による音声解説、「もうひとつのオープニング&エンディング」と未公開シーン集(計約25分)、約4分のミュージッククリップ、オリジナル劇場予告編などを収録している。(アルジオン北村)

勘違いバックパッカー

映画としての評価は星2だが、現代のバックパッカーを題材にしたという点で星4つ。私もバックパックを背負い、何かを求めてアジア各地を転々とした過去がある。そこで、やはり目に付いたのは映画に登場するようなノーフィーチャーな若者ばかり。快楽だけを求め、現実逃避しながら寄生虫のように生きている連中。私自身も欲望に溺れ、自分を見失ってしまった・・・。当時の記憶が蘇るとともに、青春というものの青臭さを思い知らされる映画だ。
ザ・パッケージ〜暴かれた陰謀〜
ザ・パッケージ〜暴かれた陰謀〜
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
price : ¥2,625
release : 2001/10/26

【商品詳細】

20世紀を象徴する東西冷戦終結直前という製作当時の状況を巧みに反映させたポリティカル・アクション。「パッケージ」とは軍事用語で「護送される兵」のことを指す。西ドイツから囚人兵ヘンキー(T・L・ジョーンズ)を護送する任務を受けた米軍軍曹ギャラガー(ジーン・ハックマン)は、その途中で彼に逃げられてしまう。しかし、逃走した彼はヘンキーではなかった。真相を追うギャラガーは、やがて米ソの核兵器撤廃条約締結に反対する者たちの陰謀を知ることになる・・・。 『逃亡者』でブレイクするアンドリュー・ディヴィス監督が、それ以前に撮り上げたものだが、キレのよいハイテンポな演出で、観る者を飽きさせない。同じく『逃亡者』でブレイクするT・L・ジョーンズが、ここでもいい味を出している。(的田也寸志)

The Typical Chicago...

1980年代後半に着々と進んでいた東西の緊張緩和に危機感を抱く両陣営の軍部が和平ムードを壊す為に合衆国内で事件を起こそうと画策する中、1人の米軍軍曹が輸送中の不良将校の身分偽装事件を契機に陰謀の存在に気付く・・というストーリーが暗示する通り本作は当時の世界情勢を反映して作られたサスペンス映画の1つです。共にプロの米軍軍人同士でありながらも敵味方に分かれて争う2人の主人公を演じるG.HackmanとT.L.Jonesは巧みですし、冒頭にベルリン郊外の森で繰り広げられるサスペンスは見る者に必要最低限の期待感を与えるには十分ですが、所謂シカゴ派に属するA.Davis監督の腕そのものが余り良くないので作品自体は凡作の域を出ていません。特に肝心のラスト・シーンの陳腐な展開は大いに問題です。
戦火の勇気
戦火の勇気
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
price : ¥4,935
release : 2000/10/27

【商品詳細】

湾岸戦争で味方の戦車を誤射し、親友を死なせてしまったサーリング大佐。その彼に、名誉勲章候補者を調査する命令が下る。候補者は、湾岸戦争で戦死した女性大尉のウォーデン。調査を進めるサーリングだが、そのうちに関係者の証言に微妙なくい違いがあることに気づく。果たして彼女の真実の姿とは…。 サーリングに扮するのは、デンゼル・ワシントン。過去の過ちへの罪の意識で一時は人生の負け犬となりかけた男が、メグ・ライアン扮するウォーデン大尉の行動を解き明かしていく。くい違う生き残り兵士の証言に合わせて3通りに展開する構成は、黒澤明の『羅生門』からヒントを得たと言われている。 ラブコメディ専門と見られていたライアンが、戦場の女性将校を見事に演じているのも見ものだ。なお、ブレイク前のマット・デイモンが、兵士役で登場している。(アルジオン北村)

なんといっても、メグライアン。

作品としてのまとまりは、とてもしっかりしている。
湾岸戦争で死亡した、メグライアン扮する女性兵士の死の真相に迫るというお話。生き残り兵士の証言が異なり、3通りに展開する構成は、観客にどれが真実なのか惑わせるサスペンスで、脚本がとても上手い、と感じさせられた。

なによりも、ラブコメディーしかできないのでは、といわれていたメグライアンの迫真の演技力にビックリ仰天。あの『ユーガッタメール』の夢見る少女のような彼女が、アメリカの軍人としての強烈なプライドを感じる湾岸戦争の大尉を演じています。

π(パイ)
π(パイ)
ジェネオン エンタテインメント
price : ¥4,935
release : 2000/03/24

【商品詳細】

世界中の事象はすべて数式で表現できるという信念のもと、株式市場の分析に勤しんでいた学者マックスは、ある日コンピュータの故障から弾き出された、ユダヤ教の神を表すといわれる216桁の数字に注目し、その分析を行ううちに、やがて妄想の世界へと入り込んでいく…。 モノクロ映像の中に数字という知的かつ無気質な媒介を用いて、宗教的かつ哲学的要素を描出していくという異色スリラー映画で、アメリカではカルト的人気を博し、日本でもクリーン・ヒットを記録した。音楽もテクノを多用しており、数字の文字映像との融合も不思議とピッタリで、余計に画面に入り込み、主人公さながら観客も妄想の世界へとトリップしていくかのような錯覚を与えてくれる。(的田也寸志)

映像は、美しい

モノクロ映像それ自体の魅力かもしれないけれど、映像的には面白い作品だったように思う。

ただ、テーマは陳腐でプロットも月並み。

一般的に「異常な天才」というのは「お話」になりやすく、これまでにも多くの傑作・駄作が「異常な天才」をテーマに作られてきた。本作は数学的な(異常な)天才についての映画なのだが、数学者としてする発言があまりに陳腐だ。「数学」をテーマに扱うのなら、もう少し数学を丁寧に描くべきだっただろう。

あるいは本作、「数学」は味付けに過ぎないということかもしれない。しかしそうであるのなら、ストーリー的には何の取り柄もない「完全な凡作」ということで決着してしまいそうだ。

やや、残念な作品だった。

ディーバ -ニューマスター版-
ディーバ -ニューマスター版-
コロムビアミュージックエンタテインメント
price : ¥3,990
release : 2001/11/21

【商品詳細】

リュック・ベッソン、レオス・カラックスらとともに、1980年代のフランス映画界を席巻したジャン・ジャック・ベネックス監督の第1作。自分の歌が録音されることを許さないオペラ歌手と、彼女の熱狂的なファンで、コンサートをこっそり録音する郵便配達夫。そのテープが、犯罪に絡んだ証拠と勘違いされたことから、彼は殺し屋に追いつめられていく。 本作のおもしろさは、単純にジャンル分けできないドラマが生む、予想不能の展開だろう。水槽の中で揺れ動く水や、日傘を差しての散歩シーンをはじめとしたスタイリッシュな映像と、古典的なオペラという題材。二転三転のアクション・サスペンスに、純粋なラブストーリー。いくつかの相反する要素が作り出す空間からは、リアルながらファンタジックな世界が再現される。正反対の特徴を持つ殺し屋のコンビなど、ささいな部分も「対」になっているのは、監督の無意識のバランス感覚だろう。混沌が作り出す不思議なストーリーは、後の多くの作品に影響を与えたが、そのほとんどは「ごった煮」的な結果に終わってしまったのも事実。その意味でも傑作なのである。(斉藤博昭)

すべてが

大好きな映画、音楽も映像も・・・。本当にベネックスのBLUEは美しい、この映画の灯台の映像が大好き。こんな映画、最近ないですね。
ジョン・トラボルタ DVD コレクターズ・セット
ジョン・トラボルタ DVD コレクターズ・セット
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
price : ¥4,935
release : 2001/12/07

ライジング・サン
ライジング・サン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
price : ¥4,935
release : 2000/10/27

【商品詳細】

マイケル・クライトン原作の日本企業を舞台にしたサスペンス・アクション。監督は『存在の耐えられない軽さ』『ライト・スタッフ』のフィリップ・カウフマン。主演はショーン・コネリーとウェズリー・スナイプス。音楽は武満徹。 日本企業ナカモトグループのロサンジェルスビル落成記念パーティの夜、ビルの中で高級コールガールの他殺体が発見された。黒人のスミス刑事と、日本に住んだことのある日本通のコナー警部が捜査にあたる。 アメリカでは、公開時にジャパン・バッシングと問題になり、アジア系アメリカ人の抗議行動も行われた問題作。ここではバブル景気時の日本企業によるアメリカ企業買収に絡んだ話や、当時の社会背景がうまく描かれている。本作は監視カメラのトリックを暴き出す謎解きを、実に興味深く見せておもしろい。(星乃つづり)

記憶に残らない内容

「007は二度死ぬ」から相変わらずショーン・コネリーの日本語はひどい。そんな日本語で怒鳴りつけられて、ビビってしまう日本人が可笑しい。でも、活きのいいウェズリー・スナイプスと並んでも重厚な存在感を放つコネリーはさすがだ。アルマーニのスーツも似合っている。
ケープ・フィアー デラックス・コレクターズ・エディション〈2枚組〉
ケープ・フィアー デラックス・コレクターズ・エディション〈2枚組〉
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
price : ¥4,179
release : 2001/11/22

【商品詳細】

J・リー・トンプソン監督の1962年作品『恐怖の岬』を名匠マーティン・スコセッシ監督がリメイクしたサスペンス・スリラー大作。レイプの罪で服役していたマックス(ロバート・デ・ニーロ)は出所後、自分の弁護を怠ったとしてボーデン弁護士(ニック・ノルティ)への復讐を誓う。 オリジナル作品よりも弁護士とその家族(ジェシカ・ラング、ジュリエット・ルイス)が嫌みに描かれており、もはやキャラクターの誰にも共感や感情移入できないまま、ひたすら人間の憎しみや不信感といった闇の部分が強調された作りになっているのが特徴的。当時流行のホラー映画からの影響も色濃く、復しゅうの鬼と化し、不死身の悪魔さながらの趣で弁護士家族に襲いかかっていく、クライマックスのデ・ニーロの演技は迫力。(的田也寸志)

デニーロの迫力

さすがR・デニーロです。
ニック・ノルティの弁護士一家につきまとう、気味の悪い男、ついには娘にまで忍び寄る恐怖。刑務所の中で法律書を読み、体を鍛え、ひたすら復讐することだけに生きてきた男のなんとギラギラとした目がいやが上にも観ているものを恐怖の淵に引き込みます。

これはリメイクですが、前作の「恐怖の岬」のR・ミッチャムも名演でしたが、それに勝るとも劣らない、デニーロの演技。ぜったいおすすめです。

恐怖の岬
恐怖の岬
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
price : ¥3,990
release : 2001/11/22

【商品詳細】

残虐な性犯罪で長年服役していたキャディ(ロバート・ミッチャム)は、出所後、裁判で彼の弁護に不熱心だった弁護士サム(グレゴリー・ペック)を逆恨みし、彼とその家族に執拗な嫌がらせを始めていく…。 『ナバロンの要塞』などアクション映画の名演出で知られるJ・リー・トンプソン監督による、サイコ的要素をいちはやくとりいれたサスペンス映画。“スリーピング・アイ”(眠そうな眼)を魅力とするロバート・ミッチャムが、それを逆手にとっての不気味な変質的犯罪者を熱演し、いつもは良心の象徴を演じることを得意とするグレゴリー・ペックも今回はドラマの展開さながら押され気味である。後にマーティン・スコセッシ監督が本作をリメイクしている。(的田也寸志)

わすれな草
わすれな草
ジェネオン エンタテインメント
price : ¥4,935
release : 2001/11/22

たまに見る香港映画は懐かしき味。

自分が吸っていた煙草を男にくれた女。その女のことが忘れられずにブラジルから香港へ舞い戻る男。この設定がもう昔の日活映画のようでグッドですね。近いけど異国を感じさせてくれる場所、香港世界は、時に訪れると気持ちがいい。
オープン・ユア・アイズ
オープン・ユア・アイズ
ポニーキャニオン
price : ¥4,935
release : 2000/03/17

【商品詳細】

『オープン・ユア・アイズ』(『Abre Los Ojos』)は、トム・クルーズ主演の『バニラ・スカイ』(2001年)を既に観ている人の多くにデジャ・ヴを感じさせる。実際のところこのハリウッドバージョンは、秀逸なスペイン語版オリジナル作品の、出来の悪いリメイクなのである。両作品のあらすじはほとんど同じであり、ペネロペ・クルスなどは両方で同じ役柄を演じているが、本作品の方がすべてにおいてヨーロッパ的な繊細さと知性を漂わせている。また、両作品を見比べてみると、危機的な運命に巻き込まれた都会的でハンサムなプレイボーイの演技にトム・クルーズが影響を受けていることは間違いなく、エドゥアルド・ノリエガ演じる主人公は、このハリウッドのスーパースターのお手本になっているものと思われる。 自動車事故の後に主人公の人生は完全に暗転し、人を殺してしまったことで悪夢さいなまれて現実と夢の境界も曖昧になり、周囲の人間の態度も一変する。クリストファー・プリーストの小説、特に『The Affirmation』や『魔法』のようにSF的色合いの強い作品であり、人格、記憶、アイデンティティの本質を描いている。アレハンドロ・アメナーバル監督(『アザーズ』ほか)の力強い脚本、音楽、指揮により、『オープン・ユア・アイズ』は精神錯乱的でエロティックだがスタイリッシュな要素を持ったスリラー作品に仕上がっており、回帰的なエンディングシーンによって独特の結末が用意されている。『メメント』に通じるような精神を刺激する映画であり、トム・クルーズ主演で似たタイトルを持つ『アイズ・ワイド・シャット』と混同することなど決してない。(Gary S Dalkin, Amazon.co.uk)

はやりオリジナル

リメイク版、バニラスカイをご覧になった方ならわかるだろう。
リメイク、と言うよりもバニラスカイは、NYに舞台とキャスティングを変え最初から最後までオープン〜に忠実に(同じに)創った映画だと思った。
ただ、私にはオープン〜の映像の方が何故か、脳裏に焼き付いている。

特に最後のシーン、ビルの屋上でのクライマックスになるのだが、リメイク版は、モネの絵の中の空の色にこだわった映像が妙に合わないのだ。私には、オープン〜の、抜けるように綺麗なブルーの空に、主人公の夢の中の理想の女、ぺネロぺが白いドレスで立っているコントラストは、インパクトがあり、下手なセリフと映画の謎解きを不要とするくらい美しい映像になっていた。

ストーリーに華やかさを加えたハリウッド版からするとこちらはちょっと粗削りな感じがするが、両方を観終えて私にはどうしても最後のシーンでオープンユアアイズに軍配が上がる。 何故って、 見終わって切なくてやり切れない気分になるのはオープン〜の方だから。

ツインピークス : ローラ・パーマー最後の7日間
ツインピークス : ローラ・パーマー最後の7日間
日本ヘラルド映画
price : ¥4,935
release : 2002/09/26

【商品詳細】

さびれた町で発生した女子高校生殺人事件をめぐって繰り広げられる不可思議な騒動の数々を描き、全世界で大ブームを巻き起こしたTVシリーズ『ツイン・ピークス』。本作は、その殺人事件の被害者ローラ・パーマー(シェリル・リー)が殺されるまでの模様を描いた前日譚としての性質をもつ映画であり、TVシリーズで解明されなかった謎の数々がこれで説き明かされるという前振りだったのだが、TV&映画の製作総指揮・監督であるデヴィッド・リンチの愉快犯ぶりをとことん痛感できる作品。しかし、TV版をまったく知らなくても一応は楽しめる作りになっているのは、ひねくれリンチらしからぬ大サービスだったのかもしれない。(的田也寸志)

ツインピークスの総集編というか裏話というか、答え合わせ?

テレビ版ツインピークスを見てない人でも一応楽しめるけど
やはり本編を見ないと話にならない
ツインピークスはストーリーうんぬんとか
犯人探しはあんまり重要ではなく
複線がくさるほどあって
ただひたすらデビットリンチワールド(ツインピークス村)を
テーマパークのように体験する企画だと思う
そしてこの映画版は
テレビ版で描かれなかった裏のストーリーや
犯行の詳しい流れなどが中心になっている
故にこれを先に見てしまうとテレビ版の面白みが半減する可能性もある

ただテレビ版のDVD化は第一シーズンで完全に停止している
権利問題らしいが今後この先が出るのはいつのことになるかわからない